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スピーチはできるだけ断っています
結婚式って良いですよね。何回行ってもそれなりに感動できるし、食べ物も美味しいし好きです。
ただそんな結婚式にも苦い思い出があります。10年くらい前に出席した結婚式でのことですが、初めて友人のスピーチを頼まれた時のことです。
当然、本などを参考に、スピーチ内容を考えて、紙に書き数回練習して当日を迎えました。人前で話すことに慣れては無いけど、そこまで緊張もしないので、カンペの紙があれば問題ないと油断していました。
当日、式場に向かうときもきちんと確認してカバンに入れて、電車の中でも頭の中で復唱し、友人を感動させてやろう、なんて気持ちもありました。式場に着くと、昔の友人などもいて話も弾みます。 そして式が始まり、友人のスピーチの順番になり、名前を呼ばれて席を立ちました。そのときです。今でもあの時の感覚は覚えています。カンペの紙が入っていると思いポケットに手を入れると、そのカンペが無いのです。一瞬、パニックになりました。な、なぜ無い?と考えた瞬間、カバンにしまったのを思い出しました。しかしそのカバンは式場のロビーに預けてしまい無かったのです。これは焦りました。まさかその場でロビーまで走るわけにもいかず、とりあえず、マイクの前に立ち挨拶をしましたが、言葉が出てこない。出だしが思い浮かばないので数秒沈黙です。でもまさかずっと沈黙のわけにもいかず、用意した紙を忘れてきてしまいましたとカミングアウトしたら少し笑いが起きて、そのとき少し心に余裕ができたんで、続けて「難しい敬語は話せません」と前置きして、しどろもどろになりながらもなんとか終えることができましたが、結婚式の雰囲気を一瞬にしてダラけさせてしまい、申し訳ないことをしたと思いました。結婚した友人は「お前らしい」と言ってくれましたが、パートナーや親御さんはどう思っただろうと考えると辛かったですね。それ以後、スピーチはできるだけ断っています。
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